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ご案内

 この「しまのたかし心理研究室」は、島野隆の独自な心理理論による「ハイブリッド心理療法」の解説を中心にしたサイトです。
 カレン・ホーナイ精神分析認知療法を基盤とした、新しい心理療法理論です。

 最近増加傾向にあり、投薬や通常のカウンセリングでは治療が難しいと言われる「人格障害」の根本的な治癒が、島野が最もターゲットと考えているものです。

 島野自身が自らの人格障害に悩み、大学院までの本格的な研究から、社会人生活の中で大きな治癒を得た経験を最大の研究材料として作っているものです。
 人格障害をターゲットとすることは、ひいては、心理障害全体のより正確な理解と、心理療法の発展につながると考えています。

 「ハイブリッド心理療法とは」以降に、この体系的な解説を載せてあります。

 私は精神科医でもなく心理療法士の資格もありません。今後も自分の言葉に権威を持たせるために資格を取ることはしない予定です。
 権威のない、一介の社会人研究家による独自な考えのひとつとして、自らの心の問題に取り組もうと考えている方、また心理医療の専門家の方に参考いただければと思っています。

■心の悩みを持たれている方へ■

 「島野ハイブリッド療法」は、基本的に全ての心理障害に適用することが可能だと思っています。
 しかし、必要とされる勉強量が多く、実践面ではなかなか大変だと思います。

 どんな方にお勧めできるかを簡単に言うと、以下のように感じている方です。
 −「病気」と考えずに、「心」の問題として真正面から取り組みたい。薬には頼りたくない。
 −「共感してくれる」だけのカウンセリングはいらない。この病の正確な原因と治療法の医学知識のようなものを教えて欲しい。
 −自分の中に、感情や性格や人格の、矛盾や分裂を感じる。これを解決したい。
 −何となく「気持ちが楽になる」とかでなく、自分の可能性を最大に生かした充実した人生を送れるような、根本的な治りを目標にしたい。

 実際にこの療法を実践する上では、幾つかのハードルがあると思います。
 「ハイブリッド心理療法とは」の2.適用対象と考慮点にそれをまとめてあります。

 現在メールによる無料相談を用意しています。無料メール相談を参照下さい。
 基本的に、ハイブリッド心理療法に関する質問やご相談、実践される上でのアドバイスが内容となります。

 「ハイブリッド療法」の基礎にある人間心理の考えは、他の療法を否定しません。(詳しくはここで)
 これ以外にも様々な療法やカウンセリングがあり、その中のひとつに過ぎません。
 ご自分に合うかどうかは、ご自分でご判断の上、検討をされることをお願い致します。


■専門家寄りの方へ■

 「島野ハイブリッド心理療法」は、カレン・ホーナイ精神分析認知療法を基盤とし、両者の長所を結び合わせた新しいひとつの治療過程を考えているものです。

 近年の心理療法を代表するこの2つに関心のある専門家の方には、とくに是非検討して頂きたいと思っています。

 私には現在何の権威もありません。また自分の言葉に権威を持たせるために改めて資格取得のための活動を行うことは全く考えていません。
 しかし、「心理障害は治るものである。そのためにまず自ら治る意志を持って下さい。」と社会に伝え、実際に悩まれる一人でも多くの方に前向きな生きる姿勢を与えることができるのは、国家資格のある精神科医と心理療法士にこそできる仕事だと思っています。
 私にはそれはできませんので、まずひとつの研究報告事例として是非参照頂きたいと思います。

 私が大学院へ進学する頃、大学や学会は非常に権威主義的で、私のように学部時代から独自理論を追い求める人間には居場所はないような雰囲気がありました。修士後に社会に出ることを選んだのもそれが一因でした。
 そのような風潮は現在打破されていますでしょうか。
 私の出身院はその点、私のような異端者を受け入れる懐の広さがあり、この研究の芽でもあった独特な修士論文を認めて下さった指導教授には、今でも深い感謝を感じています。

 私は今IT関連企業に勤めており、社会は現在、産業革命以来の変革期と言われています。
 もちろんインターネットを始めとしたITがその牽引です。
 変革期においては、過去の成功体験を破壊し、原点に立ち戻っての創造が求められます。

 私は今の企業の仕事も大好きです。日々が変革に満ち溢れているからです。
 日本も今、「失われた10年」を過ぎて大きな変革期に入ったのを実感している今日この頃です。
 そこでは改めて、「権威」の重要性がクローズアップされます。
 変革を推し進めるための権威です。
 つまり、過去に生み出されたものを守るためではなく、破壊するための権威です。
 頭の下がるようなたゆまない努力の元で医師や療法士となられた方々が、その権威を持っておられます。

 私は当面は一介の社会人研究家として続けたいと思っています。
 研究内容に関するお問合せ等ありましたらお気軽にお寄せ下さい。


2003.6.21
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