６．感情分析の進行過程
6.1 ｢感情分析の進行過程｣とは？
6.2 感情分析の基本的進行過程
さて、これまでの説明で、ハイブリッド心理療法の基本的な考え方を説明しました。
精神分析により心の病に取り組む技法を基盤として、認知療法で示される健康な心を明瞭なターゲットにする方法です。
そのために、まず健康な心の姿を十分に知っておきます。
｢「自己建設型」の生き方へ｣が健康な心を代弁する生き方の世界です。これが｢健康な心の世界｣です。
｢心理障害の感情メカニズム｣では心理障害の内側を直接描きます。これが｢病んだ心の世界｣です。
今までの心理療法を代表する精神分析と認知療法は、その２つの世界を別々に描き出した貢献をしていると考えています。
これからの心理療法として必要なのは、その２つを結ぶ道を明瞭に描くことでしょう。
ハイブリッド心理療法では、そこに強い焦点を当てた研究を行ないたいと思っています。
｢ハイブリッド心理療法とは｣、およびこの｢｢感情分析｣技法による人格改善治療｣でのこれまでの説明が、この２つを結ぶ道の｢基本的な歩き方｣になります。
残された課題は、この道の詳しい道筋、そしてその中での各道程ごとの、より詳しい歩き方の説明です。
上の基本的説明は実は話の前置きのようなものに過ぎません。
基本的な歩き方を踏まえて、実際にこの道に踏み出す、それは各人各様の前人未踏の探検をする過程であり、残りの人生の全てをかけて、今まで自分の人生を駄目にし続けて来た何ものかを、根本的に変化させ、自己の人生を取り戻す過程です。
今後、このサイトをはじめとして、ハイブリッド心理療法としてこの道筋を詳しく研究し情報発信していきたいと思います。
それが私の研究目的である、｢病んだ心から健康な心への道｣です。
このため、今回は大まかに把握している流れの簡潔な説明のみ掲載します。
いずれより詳細な情報を提供する予定です。
（このトピックスをより細分化するか、もしくはケーススタディとして記述したいと思います。）
6.1 ｢感情分析の進行過程｣とは？
6.2 感情分析の基本的進行過程
2003.6.27
