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過去ログ
2004.9


東京都が中学生以下の性行為禁止を検討..? / しまの

だそうです。昨日TVニュースで流してた。
なんともいやはや。。

感染症や中絶の増加に対処するのが目的とのこと。まあこの理由そのものはうなづける。
中学生への街頭インタビューが流れる。男の子「何でしちゃいけないのか分からないし」。今時は中学生あたりからもう抵抗ないんだろうなぁ。
人類の歴史を通して、性の開放と抑圧の文化と時期が色々あると思いますが、現代日本は今開放の方向に向かっているのかと。まあ僕の思想的には自由解放で謳歌しちゃえばいいと思うのだけど、僕自身の中高生時代はまだまだそんな感じではなかった。

うらやまし..(^^;)とか何とか考える感情も卒業しつつあるのを感じる今日この頃。。いやまぁ上がっちゃったわけではなく(あっはっは)、長い感情分析を経て、性に付随していた感情と性そのものがもうすっかり切り離されつつあるんですね。その結果、性についてはすっかりあっけらか〜んとした感覚になっている今日この頃。

ちょっと話が流れたが、東京都の性行為禁止の件。
僕と同年代と思われる女性審議委員らしき人が「禁止に賛成です」とか言っているのを見ながら感じるのは、確かに気持ちは分かるが、なんでこう短絡的な思考になるのかなーと。
僕の意見を言うならば、感染症や中絶の危険とか、それによる特に女の子の側が受ける被害とか、ありのままに子供に教えればいい。それで子供自身に判断をまずさせるのがいい。

また、それをフォローする大人の側の苦労があるなら、素直にそれを伝えればいい。善悪などという言葉は使わず、金がかかる、子供にそんなことされちゃやだーと素直に言えばいい。

こうなってはまずい。それは分かる。だからと言って、そうなる可能性のある人間行動全体を丸ごと禁止しようとする発想。
その思考法というのは、入門編「4.3「人のためは善」の誤り」でも書いたけど、生きるのをやめることが一番良いことになってしまう思考法と同じなのですね。

No.268 2004/09/24(Fri) 09:58

宅間守の事後談に思う / しまの

例によって(^^;)連休ということで酒飲みながらぶらぶらネットしてて、何となく滞在しているのは、宅間死刑囚の事後談に関する報道。

「ありがとう」妻に伝言 宅間死刑囚、謝罪なく (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/elementary_school.html?d=19kyodo2004091901003099&cat=38&typ=t
っつうことなんだけど、ここに2つの事柄を感じるんですね。

ひとつは、彼が「ありがとう」という言葉を残したこと。
説明は省略して、何か胸が熱くなるのを感じますね。

もうひとつは、「謝罪なく」の背景にある、人々が彼に「贖罪を引き出す」ことを求めた姿への、違和感
獄中結婚の女性、「贖罪の意識を引き出せず終わったことに、ざんきの念に堪えません。力不足でした」
弁護士、「内心では謝罪の気持ちを持っていたと思うが、社会に恨みを持つ彼は最後までそれを口にしなかった。非常に残念」

例によって「常識」を疑われることを書こうとしてかも知れませんが(^^;)、
僕が違和感を感じるのは、彼に贖罪の意識を引き出すことを、何か自分の能力によって成しとげるべきことであるかのように感じている周りの人々の姿勢なんですね。いや、「自分の能力によって」という以前に、彼に謝罪の言葉を言わせることが「あるべき」ことのように構えている社会の雰囲気、という感じかな。。

何なのそれ。違うよ。っていうのが第一印象。
どうゆうことなのか、説明をしばし考える^^;

つまり、そこにあるのは2つのことなのですね。私たちが自分達を守る上で行ってはいけないことを彼がしたことへの罰を執行したということ。
もうひとつは彼の、犠牲者への本心の感情です。

前者、つまり罰とは「私たち自身を守るための技術であって、感情の表現ではない」。
絶対に行ってはいけないことを彼がした。だから処罰する。これは感情を越えた技術として存在します。
後者、彼の贖罪という「感情」を問うならば、それは犠牲となった子供達と彼との間のことです。

第3者である社会に向って彼が謝罪の言葉を出すことは、何か根本的に別の話であるような気がします。
僕はそれを求めませんね。それを求めた姿勢が、彼を生み出したものと同じもののように思えます。。

No.267 2004/09/20(Mon) 00:55

けっこう重要なお知らせ / しまの

先ほど入門編の最新原稿「ハイブリッド心理療法入門」をUpしました。
とりあえずこれで、サイトを開設した当初に「これだけはお伝えせねば」と考えていた範囲を大体カバーしたと思っています。

このため、これからしばらく、主にサイト掲載内容をベースにしたレベルの出版化の作業に優先的に入ろうと思っています。サイト原稿の方はしばらく更新がなくなると思います。
写真集とか趣味関係は変わらず閑散としたペースで^^;更新して行きますので見てやって下さいな。

出版を優先するというのも、そろそろマジに、仕事の合間に書くというスタイルは続けられないと感じ始めているんですね〜。
著作として書きたいことが山のように増えているのに、書く方は全然はけないでたまる一方という感じなので。それに、在野から自分の経験だけで発信というのに閉じないで、心理カウンセラー島野としてド〜〜ンと社会に出ちゃろうという自信もついてきているンデス。
実は先日頭のいい上の人間から「もっと大きな仕事ができるはずだ。人生の中で時間を無駄にしていると思わないのか」とか言われたのだけど、逆に、収入源とは言え今の仕事を続けることの方が、自分の心理カウンセラーとしての成長の面で時間を無駄にしているように思えて来てるんだよなー。
で、とにかく収入化を図ろうと。

あと今のうちという訳ではないのですが、本が出た時点で無料メール相談は対応できなくなるかも。こっちの方は当面いつでもお気軽にどうぞ。
掲示板の方も引き続きちょくちょく書くつもりでっす。

No.266 2004/09/18(Sat) 19:05

今後の島野理論の最大の改訂ポイント / しまの

何となく気分で掲示いたしますが、感情メカニズム理論はいずれ出版の方で改訂したいと思っているのですが、最も大きなポイントは、自己操縦心性のメカニズムをよりミクロな解析レベルで解明することです。

その結果の大きなポイントはずばり、自己操縦心性と自己嫌悪のメカニズムです。
現在のサイトの説明では、自己嫌悪はこの心性による、現実の自己への唾棄感情という感じで説明しているのですが、これでは自己嫌悪が生まれるメカニズムを十分に説明していなかったのですね。

改訂理論では、次の2つのポイントが心理障害メカニズムの自滅性を必然的なものとして、決定的につながりが出てきます
・自己操縦心性は、空想された自己理想化像が現実であると思い込ませるための心理トリックを行う。
・自己操縦心性はこの虚構を激しく嫌悪している。
パラドックスです。何と自己操縦心性は自らを激しく嫌悪していたのです。これは実は、この心性が本来病んだ心性ではなく、逆境の中で生きるための自分自身への愛から始まっていたのであり、この「自己操縦心性の愛」を受け入れることが治癒への方向性であるという、どんでん返し的な結末へ至ります。

「真実と嘘」というテーマが大きく前面に現われます。いずれ、このメカニズム論の延長で、我々人類の善悪観念の起源を解き明かしたいと思います。
このミクロな解明によって、この心の病がもたらす感情に対して、私たちがどんな姿勢を持つのがいいのか、より確実なものを提示できるのではないかと思っています。

出版化そしてこっちを主業とする道へと、大きく助走中!

No.265 2004/09/17(Fri) 09:55

たくさんの島野隆さん^^; / しまの

会社に出勤するとまずどんな検索でサイトに来ておられるのかを見るのが日課なのですが、「島野隆」で検索して来られている検索画面を見て、「島野隆」さんが他にも結構いるのを発見。
ちょっと面白いかなと思い、まとめてみようかと♪

・地質環境の論文を発表されている島野隆さん
・機動戦士ガンダム製作STAFFスタジオの島野隆さん
・某地方マラソン大会男子30才代130位の島野隆さん僕と同じく千葉県
・某奈良県つつじが丘小のなんやら大会6年生以下部出場の島野隆くん
・どこかを1985年卒業で転居先不明の島野隆さん
・「すしやの源さん」??に応募している島野隆さん
..まだまだありそう。やめた。

まあこのペンネームは超なじんでるので、このまま行くかぁ!と思う今日この頃。。

No.264 2004/09/17(Fri) 09:24

「普通」という防衛的自己理想化像 / しまの

きのうの宅間守の刑執行にひき続き、今朝は長崎の少女同級生殺傷事件の加害女児の、児童自立支援施設への送致という話題がマスコミに流れていました。

これもことさら新しい話はありませんが、あまりにも(僕から見ては)不自然に目につくのは、「普通の..」という言葉の頻出でした。

「普通」とは何ぞや?
これほど、っというか文字通りそのままなのだけど、「個」が失われた人間観もないよなと。

ただまあ、僕もかつてはこの言葉を、まるで求める自分であるかのように使ったこと、あるんですね。
普通の恋愛..普通の友人関係..自分はそれを持てないのか、と。せめてそれが欲しい、と。
まあ幸か不幸か、僕は自分が本当に求めているものはそれではないことを人生の初期から知っていたので、なぜそうした「個の喪失」を自分に求める、この心の闇の一面に向き合うことになったわけです。

そうして今感じるのは、世の人々が「自分たちは普通」という観念に安住した中で失っているものの気配です。
この事件の加害者を、それだけでなく被害者をも、同様に「普通の..」という言葉が頻出した長崎の児童つき落し事件を生み出したものも、それだったのだという感が強いです。

心理障害が起きるところもそうだし、こうした事件が起きるところも、必ず、親にも心理障害がひそんでいることが認められます。
「普通」が防衛的自己理想化像となっているタイプのものでしょう。

No.263 2004/09/16(Thu) 09:32

宅間守にもあった人間の心 / しまの

大阪池田小児童殺傷事件の被告、宅間守がきのう死刑を執行されたとのこと。

Yahooニュースより:
長谷川教授は贖罪(しょくざい)の念を引き出そうと判決後に二度、宅間死刑囚と接見。刑確定後も8月末まで計14回にわたり1回30分間の接見を繰り返した。
 教授によると、接見で謝罪の言葉はなかったが、宅間死刑囚は思い詰めた様子で「子供の立場に立てば無念やったろう」「自分のしたことで不幸になった人がいるのは分かる」などと発言。
 事件について「犯行途中で『もう十分や。誰か止めてくれ』と思ったが、勢いがついて自分では止められなかった」などと振り返ったという。


もうことさら言うことはないという感がありますが、そこにいたのは理解不能な魔物ではなく、理解可能な人間の心の悲劇と、その犠牲になった命ということ。
彼と獄中結婚した女性がいて、執行を知った彼女は弁護士に伝えると泣き崩れたとのこと。この女性が宅間守に何を共感として見出してそうしたのか、ちょっと何か琴線に触れるものを感じさせます。

この件に触れたいと思ったのは、ひとつだけ、「こうなったのは周りのせい」という彼の言葉です。

次の入門編原稿では、ハイブリッド療法の最初は「心の選択肢」を学ぶことと位置付けています。
第1の選択肢は既に説明しています。「未知への選択」
残りの選択については次の原稿では説明は除き言葉だけ出していますが、第2の選択に位置付けているのが、「自己への責任」です。
「こうなったのは周りのせい」は、彼がまさにこの選択で別の方向へ向いた人間であったことを示していると思います。

ハイブリッドで「自己への責任」とは何を指しているのかというと、「これからの自己の幸福」です。
過去のことについては特に誰の責任ということは言いません。なぜならこの選択を選ぶならば、過去の責任という概念そのものがもうあまり意味を持たなくなるからです。

そして、これからの自己の幸福を自己の責任において目指すことを選択しただけで、世界は大きく変わる方向へ向くのです。
それは実に単純なことなのです。


まあその選択を不可能にする心理要因というものもあり、それへのアプローチを考える必要もあるな、と。

No.262 2004/09/15(Wed) 09:53

レスがエラーになる件 / しまの

掲示板提供元のサポートとかちょっと調べましたが、やっぱ良くわからないっす!
幾つか可能性の説明がありましたが、当てはまらない感じ。

ハリーさん、その他皆様、エラーになった時は、どんなメッセージが出てはねられているか、掲示板にUp下さいマセ。

No.254 2004/09/09(Thu) 13:03

 
Re: レスがエラーになる件 / ター

はじめまして!

No.256 2004/09/10(Fri) 17:18

 
Re: レスがエラーになる件 / ター

普通に書けました(汗

No.257 2004/09/10(Fri) 17:20

 
Re: レスがエラーになる件 / しまの

どもです。
恐らく書き込み元のPCの状態に関係しそうですね。
(OS、IEのバージョン、過去のクッキーあたりが関係しているかも..)
レスだけというケースは説明がなかったので、サポートに考えられる原因を質問投げたところです。回答着たらまたUpします。

No.258 2004/09/10(Fri) 21:51

 
Re: レスがエラーになる件 / ハリー

テスト

No.259 2004/09/11(Sat) 09:13

 
Re: レスがエラーになる件 / ハリー

ブラウザによってうまくいかないようです。
ネットスケープではだめでしたが、IEだと書けました。

No.260 2004/09/11(Sat) 09:33

 
Re: レスがエラーになる件 / しまの

なるほどなるほど。
まあ一応原因判明えがったえがった♪
サポート質問にも報告しときましょう。

No.261 2004/09/11(Sat) 10:16

レス時のエラーメッセージ / ハリー

は以下の通りです。

Security Protection


不正なアクセスです

[ 前の画面に戻る ]

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Rocket Board Type-XSecurity Protection


不正なアクセスです

[ 前の画面に戻る ]

[AD-IMG]

[AD-IMG]

Rocket Board Type-X

No.255 2004/09/09(Thu) 21:32

ペンネーム.. / しまの

どうでもいい(よくないか^^;)話だけど、島野隆ってペンネームでこのまま行っていいものかと思うこと、あるんですね〜。

いまいち印象薄いみたいだしー。言われたことあり自分でもちょっとそう思う。
本名に近い名前から選んでるのだけど、ちなみに「隆(たかし)」ってのは、超好きなスキーヤーだった斉木隆とか(このサイト読者で知っている人まずいないだろなぁ)、あと小説にも出てくる(ということは僕の人生上)重要な位置付けとなる女性の名文字にもあり、何かと思い入れある名前なんですねー。

サイト訪問者がどんな検索して来ているのか見てるのだけど、「島野隆」って別人がいるんですね。これがちょっとーって感じ。
出版化の際には変える可能性あるかも。。

No.252 2004/09/08(Wed) 09:30

わかりやすい文章にするために / ハリー

さっそくの変事ありがとうございます。
このへんについてもっとすっきりしたかったのですが、参考になりそうな本はひとまず無さそうですね。私も森田療法の本を読んだことありますが、特に興味は感じませんでした。
さしでがましいようですけれど、わかりにくさについてですが、その原因は言葉の難しさと具体例の少なさにあるように感じるのですがいかがでしょう?
言葉の件は置いておくとして、具体例かたとえ話が無いとしまのさんのイメージするものと、読み手のイメージとが一致しているかどうかわからず、未消化なままになってしまうように感じます。
加藤たい三をお読みになったとの琴ですが、彼の本はよくイソップ童話を引用したりしていてイメージしやすく実にわかりやすいものだったとは思いませんか?
以下論文の専門家による具体例に関する話です。
気が向いたらどうぞ。
http://www.1101.com/essay/2002-10-09.html

No.250 2004/09/06(Mon) 22:49

 
Re: わかりやすい文章にするために / しまの

サンキューッ♪
参考にしまっす。結構マジに勉強しちゃうかも。

No.251 2004/09/07(Tue) 09:18

イメージの結果を分けるもの / ハリー

また難解な言葉を駆使死して反論されるとおっくうだな。と思い、レスは控えておりました。(笑)
しかし、おかげさまで少し発見がありましたのでレスしておきます。
感情をイメージすると不健康な結果につながりやすいが、それ意外は問題無いということ。私もそう思いました。
東洋の思想家などはよく「感情は揺れるのにまかせておけ」ということを言いますが、それと同じなのだと思います。
ところで、しまのさんはこのへんのこと何か参考にしたものありますでしょうか?
P.S.:やはりレスはエラーではじかれました。

No.247 2004/09/06(Mon) 20:21

 
Re: イメージの結果を分けるもの / しまの

>また難解な言葉を駆使死して反論されるとおっくうだな。

あっはっはー。あと2バージョンくらい「入門編」書いたりすれば直るかも。
言葉の難解さで煙にまくつもりはないので、どんどん指摘くだされ。

参考にしたというか、心理療法で「あるがまま」と言えば森田療法ですね。
学生時代にちょっと読みましたが、特には、という感じ。

僕の心理学の基盤は主にホーナイとバーンズと、僕自身の人生です。エッヘン。(←ダメダコリャって..アッハッハー)

マジな話、東洋思想というのは、我々日本人が意識しなくても文化的に影響受けていると思いますヨ。それがあるのかも知れませんね。

レス書けないのなんでだろー。
またちょっと調べてみまっす。

No.248 2004/09/06(Mon) 21:36

「誤り」は「正す」のではない / しまの

下のカキコでは、「誤った姿勢」というニュアンスの言葉で書いています。
「こうこうは不健康な姿勢です」という感じの説明。

だからどうしたらいいのか。「正す」ではぜ〜んぜんないのですね。
「正す」といのはそもそも道徳的発想です。「こうでなければ駄目だ」と怒りで枠にはめる姿勢。
僕のサイトの思想は、それを捨てることを原点にしている。

この辺、僕の言うことが「健康な心」を「説く」、健康道徳かのように誤解される面が多少あるかも知れない。
案外「道徳社会」にも心象悪くないような記述を心がけてる面もあるかも^^; (←結構打算かも。アハ。)

とにかく自分がどんなメカニックで動いているのかを知るということなんですね。それを踏まえた上で、「こう生きるべき」などな〜んにもない。自己の幸福追求のサイボーグと化して全力投球すればいい。
僕の思想ってそんな感じなのですね。
障害感情のメカニズムを指摘することが、まるで人間としての欠点を指摘する「評価」のように受け止められることもあるかも知れないけど、そう受け止めることもメカニックとして理解すればいいことです。

ただ、自分を「評価」せずメカニックとして捉えられるようになるのは、「評価に生きる」心性の本格的崩壊を経た後のことになるような気がします。
僕の場合はそうでした。一度「評価に生きる」心において死んだことで、自己欲求に基盤を置いてゼロから歩み直せた感じ。

それからはとにかく欲求追求ありきです。「感情をエサに操作する」部分を捨てるというのも、知って捨てるわけではありません。ある程度承知の上で行動して手痛い失敗の中で自然に放棄するようになるわけです。

犯罪ではない程度の非常識行動、結構しましたね。アッハッハ。

No.246 2004/09/04(Sat) 22:35

自己イメージの誤り / しまの

ちょっと日が経ったので新規カキコにて。下のカキコ読み直して感じたのですが。

イメージを描いてその通りになろうとする。
それが人間の成長過程として適切なつまり健康な手段であるケースと、不適切つまり健康をむしろ損なうことになるケースがある。


それを分けるものは何か。ちょっと考えて、はっきり言い切れるものがあるように感じました。
それは「感情」です。
感情をイメージして、それを「なろうとする自己」に使った時、心の内面にひずみが始まる。
「感情」でなく、行動技能や外見については、イメージしてその通りになろうとすることに、何の不健康もないでしょう。

感情はそもそもイメージするものではなかった、ということです。

それを、「こうすれば」こんな感情になれるのではないか、ああすればあんな感情になれるのではないか
そう思い始めて、自分の感情に自ら操縦の手を加えるという人間の心のメカニズムがあったということになると思います。

これはサイト理論では「自己操縦心性」と呼んでいるものです。
それは人間に備わったプログラムです。
心の健康の回復は、そのプラグラムの利用をしなくても良くなるということです。「心性の崩壊」と言うことがありますが、それは象徴的表現であり、厳密にはその心性が排除され消滅するということではないと考えています。
最初から最後まで、それはプログラムとして存在するものです。

それを使わなくて良くなるというこは、それが追い詰められた弱い状態で使われる手段だということです。
強さがそれを可能にします。本人の意識では強さが感じ取られる前に、今までの心性が崩壊する現象として体験されることになります。

感情を自己イメージとして使うのが不適切であるのと同等に、感情を人間関係に使うことがひずみになることが多い。
この2つはどっちが先とも言えない、不可分の関係にあるでしょう。「私はこんな感情です。だから...」という世界。
心の健康への回復とは、それとは別の世界、感情によって色が変わることのないこの現実世界に出会うということになります。

No.244 2004/09/03(Fri) 09:49

 
つづき / しまの

では、自分の中に「感情を利用して相手との関係を操作する」ひずみを含んだ衝動が見出された時、どうしたらいいのか。
これに対するハイブリッドとしてのガイド。

ハイブリッドは決して禁欲主義ではありません。
そうした衝動を抱くことも、人間の不完全さとして受け入れ、そのまま現実に向かって進むことをお勧めしています。


もちろん闇雲の行動ではなく、自分の中に、「感情を利用して操作する」ものではない、本当の感情があると感じればそのまま行動すればいいし、自分の感情は操作のためだった、本当のものではなかったと心底感じるのなら、やめればいい。
そうすればいいといういか、そこでどうしたいという感情そのものが、その自己理解によって変化しているはずです。
それに従えばいい。
僕が「いい」と言ったからどうこうではなく、結局のところ答えは自分自身の中にしかないということを言っているのがハイブリッド。

本当の感情ならうまく行く、操作的に行くと失敗する、と決まった話でもない。まあ後者の確率は高いでしょう。
そうして現実の壁にぶつかると痛みが出ます。その時、自己理解を経た後の痛みと、そうでない時の痛みは、全然意味が違うものになるのです。
前者は成長の痛みであり、後者は自己の生きる基盤を切り捨てる痛みになります。

No.245 2004/09/03(Fri) 12:45
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