■ 「なぜ受け入れられるか」 / しまの |
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2つめ。 ちょっとじれるような泣きたいような気分が起きた時に浮かんだこと。恐らく埋もれた自己理想化像の破綻に関係しているらしい。 この手の軽いものはまだありますねー。
ハイブリッド心理療法が狙う「治癒効果」には3つがあり、「前向き思考」「操縦心性の解除」「感情の膿の放出除去」。 このうち、脳の構造的変化とも言える根本的治癒は、最後の感情の膿の放出除去によるものと考えています。 生涯を通して蓄積していた脳内ストレス物質の放出除去そのものだと考えておるのです。
でこれをどう起こすかという「技術」を、ハイブリッド療法として追求している。 どうすればその姿勢に向かえるか。それをどんな言葉で人に伝えられるものか、と日々考えておりやす。 感情の膿が放出するのを、ありのままに受け入れるとき、それが起きる。
でちょっと久しぶりに冒頭の感覚を覚えた時に浮かんだこと。 「受け入れないです」。これが本人(僕)のその時の姿勢として、最も直感的な言葉として浮かんだ言葉。
自己理想化像が破綻するということは、意識としては「この事態は受け入れられない」という意識感覚になるわけです。 それをそのまま受け入れるとは、「この事態は受け入れられない」という感情に対して、一切の操作をしないことです。それを消そうとか、「受け入れられる事態だと思えるように」することなど一切しない。
だから、意識としては「受け入れられない」。それだけ。
それはいつか消えます。そして一定時間後(脳のリズムによる)に感情基調が上昇します。 僕の場合は脳天気の度合いが一段高まります。多分。アハハ。 |
No.370 2004/11/30(Tue) 12:00
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