■ ダイジェスト来週Upはまだ無理か..^^; / しまの |
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執筆状況ですが、「前進と後退」「病んだ心の崩壊」は大体完成したところですが、その後の「現実への帰還」がまだまだこれから。 ここからは後日談モードでかなり凝縮度を上げていこうと思いますので、今までよりも手早く書いていけるかとは思いますが、でもやっぱ時間かかるなぁということで、9/3(土)のUpはちょっと厳しいかも知れませんね。
出来上がった2つの章だけでもUpするかとも考えましたが、今回はこの3つの章をぜひまとめて読んで欲しいという意図は変わらず、あわてずじっくり3つ完成した上でのUpにしようと思います。 来週また来週とずれこんで行くかも知れませんが(アハハ..^^;)、のんびり待ってやって下さいまし。
でなぜ3つの章まとめて読んで欲しいかというと、今まで描写していたのは、主人公の目に映る内面の情緒の変化の流れなんですね。言葉で描写された情緒に多少とも感情移入できれば、多少中断が入ってもその流れが見える。 それに対してこれから描写しようとするのは、主人公の目に見える情緒の内容よりも、内面情緒を見ている主人公の人格という、外側の器の方の変化みたいなものなわけです。これは情緒を描写した言葉そのものからは見えず、全体の流れ方そのものの中に織り込まれるのではないかと考えています。 だから3章まとめて読んでもらうのが良いのではないかと。
その最も端的な場面が、「現実への帰還」の中に出てくるのですが、まさに「現実覚醒レベルの回復」が起きた瞬間の描写になります。 これがハイブリッドの理論面においても、これから整理する課題にも関係します。
心理障害状態というのは、健康な理性思考とは基本的に別種の意識状態であるわけです。だから理性で「直す」「正す」というアプローチは全く意味をなさない。 それに対してハイブリッドでは、それでも理性で自分の心の成長を導く方法を考えているですが、「壁」はやはりここに現れます。治癒成長の過程にある、「心の姿勢」「心の選択肢」といった、意識的に理解して進むことができるのとは全く別種の、幻想的意識状態を解除するという課題があります。
そのためには、現実覚醒レベルの低下に「よって何が守られているかというメカニズムを解明理解し、そのメカを無理なく解除に導く道程というものを考える必要があるでしょう。 それでも言えるのは、これは夢の中で夢から覚めようとするようなことに、やはりなるということです。夢の中でどんなに詳しく、起きた状態を考えても、結局それは夢の中で考えているに過ぎない。 だがまず知ることがそれを助けるものになる。夢と起きている状態とは全く違うものだという知識が、夢の中でもがいて覚醒するということを、実際に可能にすることを、我々は身近に観察すると思います。
そんな意味でまず、その「覚醒の瞬間」の描写にチャレンジする次第。 |
No.706 2005/08/28(Sun) 15:56
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