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仕事の普遍的スキル
基本説明
仕事の普遍的スキルの具体内容
(
仕事の普遍的スキルの具体内容
仕事の普遍的スキルの本質
相談事例などの参考情報
)
仕事のための行動法と「理念」
最終更新:2021.4.15
基本説明
↑
「仕事の普遍的スキル」
というものを、
次
のように
定義
できるでしょう。
「 この社会にどのような「仕事」があるかを把握できており、それぞれの「仕事」は何をするものか、何ができればいいかを、実際にその仕事の具体的経験がなくても分かるような汎用的な知識、さらには実際そうした未経験の仕事にすぐ就け、こなせるような汎用的能力」
だと。
学生時代
などに
「仕事で大切」
と
言われる
であろう
「やる気」「協調性」
などというものは、
仕事のスキル
には
あまり関係ありません
。
団体行動一般
に
有用
なものではあるでしょう。
それらは
そこそこ
に
心がけた上
で、
「役割」「工程」「管理」
そして
「生み出す価値」
といった
専門的視点
に
できるだけ早く意識を向け
、
仕事場におけるその具体形の把握のコツをつかむ
ことが、
仕事のスキル獲得
への
近道
になります。
これらは
あらゆる
「仕事」
に
普遍的
なものであり、一度
しっかり習得
することで、
仕事場
が変わってもすぐに
仕事
が
こなせる
ようになるという、
普遍的スキル
の
獲得
となります。これが
「社会を生きる自信」
の
何よりの源
になるでしょう。
それぞれ
の
人
が、つまり
今これ
を
読んで
いる
あなた
が、
どれだけ
の
「仕事の普遍的スキル」
を
持って
いるかは、
明瞭
に
判別
できます。それは、
「仕事の普遍的スキルとは具体的に何か」というテーマでの説明を自分自身で書いてみる
ことです。
そこに
書けた範囲
が、
あなた
が
持つ
「仕事の普遍的スキル」
だということになります。もちろん、
実際
に
社会
で
仕事
を
うまくこなしている人
から、
「それは間違いだ」
と
言われる
ようなものではなく、
仕事のスキル
を
つけようとしている人
にも
役立つ
ような
内容
として
書ける
ことが
条件
です。
そしてそのように持つ
仕事へのスキル
によって、
もし必要あれば自分はこの社会ですぐ新たな仕事についてこなすことができる
、という
自信
がある
時
、それが
まさに
「社会を生きる自信」
と
言える
ものになるでしょう。
ここでは、そうした
「仕事の普遍的スキル」
の
具体的内容
として
島野
が
考えるもの
を述べていきます。
5つ
の
側面
および
段階
からなるものと言えるでしょう。
1)読み書き能力
という結局
一番
の
基礎
2)情報の伝達
における
ミス
が
ない
こと
3)作業分担内容
そのもののための
技能
(場合により
個別的専門的
)
4)ミスやトラブルへの対処や防止
のために
何
が
必要
かが
分かり
、それを
手順化組織化
することができる
5)世の中にどのような「仕事」があるのか
の
構成
が
分かる
この
具体的内容
について「
仕事の普遍的スキルの具体内容
」で
説明し
ます。
またそうした
「仕事のスキル」
を役立てる
行動
を
対人的
、そして
社会的行動
として行う
場合
の
行動法
は、もちろん、
「
行動学
」
の
3種類
、
「建設的対人行動法」「原理原則行動法」「ウインウイン行動法」
の
いずれか
です。その
順
に、
目標
や
利害
の
一致する相手
から
対立する相手
までの、
行動法バリエーション
になると言えます。
加え
て、これら
全て
にわたり、
仕事
に
向かい前進
する
姿勢
として、
「自分の能力発揮」
ではなく
「役割の遂行」
、
「利益」
ではなく
「価値」の生み出し
、そして
「会社のルール」
ではなく
「社会のコンプライアンス」
といった
基本的精神
、つまり
「理念」
が
重要
になります。
これらは
たとえる
ならば、
「仕事のスキル」
が
料理
だとして、それを
提供
するための
食器
という
器
そしてそれを
相手
に
運ぶ人
の
様子
だと言えるでしょう。
料理
そのものが
美味い
としても、
食器
や
運ぶ人
の
清潔さ
や
振る舞い
の
誠実さ
が
損なわれて
いると、
食事
としての
価値
は
低下
してしまうというものです。
これらの
側面
について「
仕事のための行動法と「理念」
」で
説明し
ます。
仕事の普遍的スキルの具体内容
↑
・仕事の普遍的スキルの具体内容
仕事の普遍的スキル
の
具体内容
として
島野
が
考える
ものは
以下
のようになります。
なおこれは
IT系
(
システムエンジニア
など)の
仕事
の
経験
からの
見識
であり、
普遍的スキル
としてこれが
全て
では
ない
と思います。
他
の
業種職種
の
経験
からは、
多少異なる内容
で、「これが
普遍的スキル
の
一つ
だ」というものも
出てくる
でしょう。
1)読み書き能力
という結局
一番
の
基礎
義務教育
での
国語算数英語
から
始まり
、それに
プラスアルファ
した
英語
などの
語学能力
や、
今
の
時代
においては
パソコン
や
オフィスソフト
の
使いこなし
など。さらに
「プログラミング」
が
義務教育
に
取り込まれ
ようとしてい
時代
であり、
「HTML」
や
「JavaScript」
などは
これから
はもはや
専門技術
というより
基礎的読み書き技能
に
分類
されるものになるでしょう。
また
大学教育など
で
培われ
る、
「課題」
とその
「解決」
を
整理
する
能力
といったものも、
仕事
での
基礎的読み書き能力
に
含まれる
でしょう。
2)情報の伝達
における
ミス
が
ない
こと
人
との
間
で
適切
に
情報
を
伝える
ことができること。
「コミュニケーションスキル」
というと
「人に感銘や納得を与える」
といった、いわば
見栄え
の良い
コミュニケーション
が
取り上げられがち
かと思いますが、
実際
の
「仕事」
というのはもっと
単純
、
地味
に、いわば
「伝言ゲーム」
のような
構図
で、
右
から
左
へと
伝えるべき情報
を
正しく伝える
ことから
成り立つ
ものと感じます。そこにおいて
抜け
や
誤った内容
で
伝える
などの
ミス
が
ない
こと、またそこに
「約束」
が
含まれる
のであれば
しっかり
とそれを
守る
といったことから、
「仕事」
での
コミュニケーション
が
成り立ち始まり
ます。
そうした
地味
な
側面
を
しっかり
と
押さえる
ことを
土台
として、
「上級編」
と言えるような
コミュニケーションスキル
を
意識
したり
目指し
たりするのもいいでしょう。
島野
としては、
「相手の目を見て話す」
とか
「頷く」
など
「好印象」
をどうこう
目指す
ようなものよりも、
重要
な
会議
に
先立ってキーパーソン
に
合意
を
取りつけて
おくといった
「先読み配慮」
などを
重視
したいところです。
3)作業分担内容
そのもののための
技能
(場合により
個別的専門的
)
仕事
で
担当
する
作業そのもの
に
必要
な
技能スキル
。これは
仕事
により何か
個別的専門的技能
が
必要
なものと
そうでない
ものがありますが、
専門的技能
については、
「普遍性」
というよりも
仕事
の
求人
の
多さ
、
業種
を
またがる
ような
間口
の
広さ
、その
技能
がどれだけ
「つぶしの利く」
ものかといった
視点
になるでしょう。
4)ミスやトラブルへの対処や防止
のために
何
が
必要
かが
分かり
、それを
手順化組織化
することができる
ミス
や
不具合
というものは
必ずどこかで起きる
ものであり、それへの
対処や予防の措置
を
講じる
ことが、
「仕事」
の
大きな部分
を
占める
ものになります。
島野
が
IT企業
に
就職
して
携わった
のは
銀行証券
など
金融関係
の
システム構築
でしたが、そこで
最初
に
学んだ
ことの
一つ
が、
プログラムコード
の
8割
は、
業務
の
正常
な
処理
を
実施する
ことではなく、
ユーザー
や
関連システム
から
予期せぬ異常データ
が
渡されたり
した時どう
対処
するかの
「例外処理」
に向けられる、といった
話
であったりしました。
正常
な
データ
だけであれば
パターン
も限られ
処理コード
も
少なく済み
ますが、
あらゆる異常データ
を
想定
しそれへの
対処コード
も
用意
するのは
遥か
に
大量
の
コード
が
必要
になるからです。そうした
対処
ができていない
プログラム
は、しばしば
例外的事態
に
対処
できず、
システム全体
が
ストップ
してしまうという、
より大きなトラブル
に
つながりがち
です。
そのように、
ミス
や
不具合
への
対処
と
予防
をあらかじめ
業務
の
中
に
盛り込んで
いくという
「姿勢」
、そしてその
具体的
な
盛り込み方
としての
手順化
や
組織化
といった
「実装法」
は、
あらゆる業種職種
を通して
普遍的
なものであり、
これこそ
が
何より
も
「仕事の普遍的スキル」
の
内実
になるものだと
島野
としては感じています。
5)世の中にどのような「仕事」があるのか
の
構成
が
分かる
社会
にどのような
「仕事」
が
ある
のか
分かる
こと。これは
「銀行証券」「製造業」「経理」「営業」
といった
業種職種レベル
よりも
細かい
、
「担当業務」「担当作業」
の
レベル
で、
「仕事」
というものがどのように
構成
されその
遂行
が
流れ
ていくのかが
分かる
、というものであることです。
例えば
島野
のその
見識
を、
下
の
「企業業務の流れイメージ図」
のように
描いて
みたことがあります。これは
「モノ」
と
「お金」
の
流れ
を
幹
として、そこに
「人」
への
関わり
を
加えた
ものと言えるでしょう。
金融関連
の
ITシステム構築
を通して
得て
いった
見識
であり、またその
仕事
に
役立ちそう
なものとして少し
「簿記」
の
勉強
をしたりした
経験
から、
企業業務
の
仕組み
がそう
把握
できたというものです。
社会
にはどのような
具体的仕事
があるのか。その
具体的視野
が、こうした
「見識」
から
導かれる
わけです。つまり、この
図
に書いた
キーワード一つ一つ
に、
「仕事」
が
発生
するのです。
キーワード一つ
に
「仕事」
が
一つ
、ではなく、
それぞれ
において
「モノ」「お金」「人」
さらには
「システム」「監査」
と、ざっと言って
5種類
の
「仕事」
が
出て
くる。するとこの
図
で言うと、
業務項目13個×5種類の仕事
という、
合計65種類
の
「仕事」
がその
先
に
見えて
くることになります。もちろん
一人
の
担当者
がその
複数
を
同時
に
行う
こともあるものとして。
・仕事の普遍的スキルの本質
以上、
1)読み書き能力
、
2)情報伝達
においてる
ミス
が
ない
こと、
3)作業分担内容
への
技能
、
4)ミスやトラブルへの対処と防止
への
姿勢
と
実装
という
普遍的スキル
の
大きな幹
、
5)社会
にあ
る「仕事」の構成
への
見識
、という
「仕事の普遍的スキル」
の
具体内容
を
体得
することにによって、私たちが
この社会で「仕事」ができる、ひいてはこの社会で生きていけるという「能力」
が
生まれる
。この
本質
とは
どういうこと
なのかを、
一言
でいうことができます。
それは、
「仕事」をする「場」において、自分が何をすべきかを、指示されなくても分かる、自分から見出すことができる
、ということです。
だからこそ、それによる
「この社会で仕事ができる、生きていける」
という
「自信」
は、
狭い仕事場
で
人の目
に
良く見られる
ことに
依存
するような
脆弱
な
もの
では
ない
、
底堅い
「社会を生きる自信」
になる。これは
頷ける
のではないかと思います。
・相談事例などの参考情報
(以下執筆中^^)
仕事のための行動法と「理念」
↑