ホームページTop
辞典内検索
(by Google)
結果は別ウインドウ表示
実践の学び
実践-4
「愛」「自尊心」「人生」のための価値観と行動法
実践4-1
「価値観」の理解
心理学的幸福主義
基本説明
(
「3つの車軸」と「未知」への成長
「幸福」とは何か
「超越的幸福」
)
最終更新:2017.2.3
基本説明
↑
「幸福」
とは
何
か、それは
どのように築かれる
ものなのかを、
科学的
、
学問的
に
探求
し、それによって
自ら
の
生き方
、
外面行動法
や
内面感情
への
向き合い方
を
導こ
うとする
生き方思想
を、
「心理学的幸福主義」
と
呼び
たいと思います。
これは
ハイブリッド心理学自身
の
生き方思想
の
位置づけ
を
指す
ものとして、
『入門編上巻』
でそう
名づけ
たものですが、
世
にあるさまざまな
心理カウンセリング
や
心理セミナー
などの語る
生き方指南
もやはり、
心理学的幸福主義
だと言えるでしょう。
難点
は、
「幸福」
というその
研究対象そのもの
がまずは
主観
によって
捉えられる
ものであるため、そこにある
法則性
の
論理的
な
整理
の
仕方
が
客観的
であったとしても、
最終的
にどれが
正解
だという
世
の
公けの認知
が
難しい
ことにあります。結局、それらを
学ぼうとする者
が、
自分に合う
と
感じるもの
を
選び
、
人生
を通してそれを
実践
し、やがて
その心理学
が言うような
「幸福」
を
手にする
ことができた時、そこに
真実
があったことを、
その人
は
知る
ことができる。
そのようなもの
になるのではないかと考えます。
・「3つの車軸」と「未知」への成長
『入門編上巻』
では、
ハイブリッド心理学
の
心理学的幸福主義
としての
位置づけ
を、次の
「3つの車軸」
から
成る
ものとして説明しています。
1.「善悪の解体」
・・・
道徳思考
を
脱し
、
善悪
を
ゼロ
から
見直し
て
揺ぎない思考
を築く。
2.「自らによる幸福の追求」
・・・
幸福
を、
「正しければ与えられるべき」
といった
他力本願
ではなく、
自らの努力によって向かう
ものとする。
3.「実直な現実科学的世界観」
・・・
世界
の
あり方
を、
現実
の
事実
に根ざした
科学的知識
だけに基づいて
理解
する。
その
「3つの車軸」
がまずは
「幸福主義」
としての
ハイブリッド心理学
の
特徴
だとして、
「心理学」
としてのその
中心思想
は、
『入門編上巻』
で引き続き
主テーマ
として述べている、
「未知への成長」
だと言えるでしょう。
「成長」
とは、
「自らによって幸福になる能力の増大」
のことであり、
「成長」
があくまで
「今の心」
とは異なる
「新たな心」
へと
変化
していくことであることにおいて、それは
成長した心の状態をあらかじめ分かってそれに向かう
などというものではなく、
「未知」に向かう
というものになるのだ、と。
・「幸福」とは何か
心理学
からは、
「幸福感が安定持続的に心に流れる状態」
というのが、
「幸福」
の
最も直接的
な
定義
だと言えるでしょう。
つまりそこには、
何が得られること
と言った
外面基準
の
制約
は
ない
ということです。それが
「幸福とは家族の絆」「お金」
といった
外面基準
が
すぐ言われる
場合、上の
道徳主義・優劣主義
が
潜んで
いないか
注意
が必要、という話になってきます。
ではどうすれば
本当
に
安定持続的な幸福感
が
得られる
のか。そこに
心理学的
な
探求
が
登場
します。
『入門編上巻』
では
「幸福」
を、
「欲求全体の調和ある充足状態」
と
説明
しています。そこにおいて、
自己内部に抱えた矛盾や分裂
こそが、
幸福
への
最大の妨げ
になる、と。そこから、
「
感情と行動の分離
」
に始まる、
心
の
外面
および
内面双方
への
多面的
な
ハイブリッド心理学
の
「取り組み実践」
が
始まる
ことになります。
・「超越的幸福」
さらに、もう一つ
新たな視点
が、
島野自身
のその後の
心の成熟体験
を踏まえて、
『ハイブリッド人生心理学 概説』
で述べられることになりました。
心
の
「成熟」
は
「自発的幸福の増大」
を
伴う
ものだというものです。これは
最終的
に、
「幸福」
が
外部
から
何かを満たされる
ことによってではなく、
自分が今ここに存在していることに幸福感が涌き出る
という
「超越的幸福」
の
状態
に
向かう
ことが考えられます。これは最近、
100歳頃を過ぎて飛躍的に幸福感が増す
という
現象
が
「老年的超越」
として
注目
されているのとも
符号
するものと思われます。
「自発的幸福の増大」
は、
「依存の愛から旅立ち、自立の自尊心を経て、成熟の愛に向かう」
という
「「命」の生涯」
の
流れ
に沿った形で
「魂の感情」
を
燃焼
させた
量
に応じて
進展
するというのが
ハイブリッド心理学
の考えです。これについては
「
歩み-4
心の成長変化のベクトル
」
で詳しく説明します。
そのために私たちにできるのは、
「望みに向かって全てを尽くして生きる」
という、
「取り組み実践」
の
基本軸
に何ら
変わりはない
のは言うまでもありません。