生き方姿勢の背景価値観 ↑ |
テーマ |
サブテーマ |
説明 |
世界観 |
この世界への
理解姿勢 |
この世界の成り立ちを、どのようなものと理解するか。
理解の内容に先立ち、まずその姿勢が次の2つに分かれるでしょう。
a.科学的世界観 ◎・・・科学的事実のみに基づいて世界の成り立ちを理解する。
b.独自解釈世界観・・・科学を無視した独自の解釈をする。 |
生き方舞台
への視野 |
「人生観」の一面ともなりますが、人生を生きる舞台としてのこの世界をどう考えたいと思うか。
a.サバイバル世界観 ◎・・・それぞれが自ら生きる道を切り開く。弱肉強食も互助共生も何でもありの世界。
b.道徳的・宗教的他力世界観 ×・・・善人が幸せになるべき。神のおぼしめしが働く世界。 |
社会観 |
社会体制や理念
への理解 |
これは価値観の問題であると同時に、「教養」や「見識」の問題にもなってきます。まずは以下から。
a.自由主義・民主主義 ◎
b.専制・身分制・共産主義 ×
そこから、「自由」「義務」「権利」「責任」「憲法」「法律」「契約」「マナー」といった「社会理念」の幅広く深い理解が、「行動学」の一側面ともなり、「社会を生きるスキル」そして「社会を生きる自信」へとつながっていきます。 |
人間観 |
性善説vs性悪説 |
人間の本性(自然な感情)は善(愛)と悪(攻撃性)のどちらだと考えるか。
a.心理医学的性善説 ◎
b.上記以外の性善・性悪論の全て
妨げが取り除かれた健康状態であるほど、自然な感情は愛に向く。そこにおける妨げとは・・、というように心理メカニズム論で考えるのがハイブリッド心理学です。状態条件などを取り上げずに考える性善性悪論は不毛と考えます。 |
人への目線の
成熟度・健康度 |
人の内面をどのような目線で見ようとするか。
a.多様性への目線 ◎・・・自分には推し量ることのできない他人の内面があることを受け入れて人を見る。
b.自己投影の目線 ×・・・自分の内面感情を人に映し出す目線で人を見る。 |
人生観 |
幸福観と
生き方方向観 |
「生き方の思想タイプ(思考法タイプ)」とほぼ同じものになりますが、テーマをこれに絞って、次のようなタイプをあげることができるでしょう。
a.「あるべき姿」に従う ×・・・心へのストレスと枠はめの害あり。
b.外面での成功満足・・・躓きや壁への出会いで「人生の不明」に向かいがち。
c.内面優先の豊かさ・・・外面での前進を欠いたままの内面重視では無理があり、やがて内面感情も淀んでしまう。
d.「望み」へ全力を尽くす ◎・・・外面と内面をあわせた総合的前進。この先にこそ「人生の答え」があります。 |
死生観 |
「死」をどのように考えるか。
a.虚無的死生観・・・「死」に何も考えることができず、ただ虚無があるのを感じる。「死」を怖いものと感じる場合も多い。
b.この世とあの世死生観・・・死んだらもう一つの世界が用意されているという考え方。生前の善悪により天国と地獄に分かれるなど。
c.永遠の命死生観 ◎・・・自分は大きな命のつながりの中の、ほんの仮りの姿に過ぎないと感じる。あらゆる「怖れ」が消えた超越的平安への入り口と言えます。
ハイブリッド心理学の取り組みの歩みとしては、まずは多少とも「虚無的死生観」から進むとして、やがて「未知への信仰」を足場に、「心の業の克服」を経て「永遠の命死生観」へと至る、という道のりが考えられます。 |