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ハイブリッド人生心理学ステップ・ドリル T 「心を曲げ続ける姿勢をやめる」段階
U 「曲がってしまった心の症状を和らげる」段階
V 「心を真っ直ぐに戻す」段階
ここでは、ハイブリッド心理学では「実際のところ何を実践するのか」を、「心の治癒成長への道」に沿って抽出して整理しています。関連テーマの解説については、「原稿インデックス」からたどって読んで頂ければと思います。
なぜそれが大切か、また実践によって何がどう変わるかなどの背景的な学習知識項目は省略しました。
先に出る実践項目ほど、後の実践項目の前提基盤になります。従って、これをステップ・ドリルとしてチェックすることで、何か必要な「心の姿勢」の抜けがないか、または次の目標などを確認することができます。
*習得に必要な期間の目安*
下の見出し右側に大まかな目安を書きました。これはハイブリッドの取り組みが「その中で生きる生活そのもの」であり、そうして生きる中で「心が成長」する時間が必要になるという感覚をつかんで頂く参考になると思います。
「一刻も早く心を成長させねば」という焦りを解除することが、心の成長の始まりなのだと理解して頂ければと思います。
T 心を曲げ続ける姿勢をやめる ↑ | (3か月間程度) |
思考と行動への取り組み 感情への取り組み ■心理学的幸福主義の理解...自己による幸福の追求・善悪の解体・現実科学世界観
■未知への選択...今の心で決め付けない
■自己の重心の選択...「人のせいで」ではなく「自分によって」と捉える。そこから自己取り組みが始まる
例) 「あいつのせいで怒らされた」→「自分で怒った」
「侮辱された」→「侮辱として受け取った」■怒りの有害性を理解する...怒りは、損傷を決め込んで心身機能を低下させる毒と痛みを麻痺させる麻酔
■基本的自己受容
・唯一無二の存在として成長する意志...「こんな年齢にもなって!」をやめる
・自分の魂の味方になる...赤ちゃんの魂、危なっかしい子供の魂
U 曲がってしまった心の症状を和らげる ↑ | (1年半程度) |
思考と行動への取り組み 感情への取り組み ■感情と行動の分離
・感情は心にいったんしまい行動は利(理)にかなった建設的なものだけを心がける
・感情から価値観の分離..純粋に知的に考えてみる
■建設的行動法..対人関係の改善
・共通目標共通利益のみに直目した行動。「心を重ね合わせる」幻想を脱する
■原理原則立脚型行動法..良い対人関係+強さ
・相手の評価はいっさいせず自分の立つ原理原則を示す
・人の内面評価をやめる。感情は変わるものである。「こんな感情の持ち主」というレッテル貼りを自他共に対しやめる■感情抑圧の解除
・感情の練り上げ強制をやめる
・自分の「人格」を「精神力」で練り上げる姿勢への建設的絶望
・感情をありのままに感じ取る。感情は流れ変わるもの
■悪感情の基本的軽減法
・「感情による決め付け」の解除..感情は現実を示さない
・「苦悩」を「苦痛」に、そして単なる「痛み」に戻す姿勢
・無駄な焦りを見分ける
・悪感情への耐性を心がける
■「人生の望み」を視点にした自己分析
■残存愛情要求の理解と対処
■主な悪感情への対処
V 心を真っ直ぐに戻す ↑ | (生涯続く向上過程) |
思考と行動への取り組み 感情への取り組み ■価値観人生観の根本変革
・善悪から優劣を分離..「思いやり」は実は優越感、「罪悪感」は実は劣等感
・全てを自己欲求で捉え直す..善悪・優劣・生きる活動の全てを同じ自己欲求として天秤にかける
■生きる姿勢の変革
・「評価」に生きる姿勢から、「楽しみの追求」姿勢へ。浅薄な楽しみから深い人生の楽しみへ探り続ける。
・「人生の活動」の重視。家庭・仕事・趣味をその視点で再編成
・日常思考の見直し徹底..プラス思考。「一般人」との感性のズレの修正
■サバイバル性善説世界観の確立■葛藤への対処
■真の強さを目指す
■荒廃化した欲求の浄化原理を学び実践する
■タブーを破り能動的願望への行動をする
■心の破綻と喪失の痛みを流す