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はじめに・「取り組み実践」とメール相談 掲載方法について 島野のメール相談活動 代表的事例 テーマ別事例 |
代表的事例 「魂の感情」の事例について 引き続き、「魂の感情」の事例と言えるものを2つほど紹介したいと思います。 私はそれによって、私たちの心を変化させる原動力として、まず紹介した2つの事例におけるものとは全く異なる、別の次元のものがあるという、そのさわりと言えるものを紹介できればと思っています。 私たちの心を変化させる、別の次元のもの。それが「魂の感情」です。 「魂の感情」とは、一言で、「自意識の薄れた、純粋な望みの感情」などと言えます。 その「望み」が向かうものとして軸とするのは、たった一つ、「愛」です。 そしてその「純粋さ」において、それは私たちが生きることの真の意味を、私たち自身に、伝える感情です。 そしてそれが「別の次元」であるとは、私たちはまず「基本的な次元」と言えるものに向かい、そこで前進を果たせない絶望に出会った時に、私たちはその、私たち自身が生きることの真の意味を知らしめる感情に出会う、ということです。 つまりこのような図式になります。私たちはまず自分の足で立って歩くこととして、「自意識」も働かせる通常の「心」で描いた「望み」に向かって、外面における建設的行動法を学び実践するという「成長」と共に、建設的行動法への納得の深まりの中で、それへの妨げとなっていた自分の心の深い内面要因を自己分析により解きほぐし捨て去るという「治癒」にも向かうことができます。 これが「基本的な次元」であり、外面における問題解決と満足が主導する前進です。 ここでは心の変化の原動力が、基本的に外面における前進にあるということになります。外面での前進が心の変化を生み出すという意味ではなく、自らを外面における前進へと方向づけ、自らの足でそれに向かって歩むという取り組みと、その結果の全体が、心を変化させていくというものとしてです。 これがまず紹介したNo.001さんおよびNo.002さんの事例です。 一方で、それとは全く異なる、心の変化の原動力が、純粋に内面の奥深くにある、というものになります。 それはまさに、「基本的な次元」での歩みとして外面的な問題解決や満足に向かう努力が、何らかの壁に行き当たり、前進ができない時に現われます。失意や絶望を超えるものとして。 それが「魂の感情」です。 これは詳しくは、「学び」の説明の中で、まずは「歩みの学び」の5テーマとして記したものの3番目、「魂の感情についての理解」が該当し、私の著書の中で適宜その説明を設けていますので参照頂ければと思います。 「魂の感情」はさらに、「歩みの学び」の残りのテーマ、「心の成長と豊かさへの変化の仕組みと流れ」「人生の歩みの変遷」といったものにつながり、私の著書の全体が結局はこれを説明するものになる、という位置づけになります。 この『事例集』では、「魂の感情」と、それによる心の変化の実際の様子をまずは知って頂くことを主旨として、ごく短いメールやりとりの中でそれが垣間見えるものを、2つほど紹介したいと思います。 まずは、 ・外面における前進が何らかの壁にぶつかり妨げられている様子 ・そこで「魂の感情」は、どのような目線を向けた先に感じ取られているか ・「魂の感情」の実際の内容色合い ・その後に起きている心の変化 といった観点で読んで頂くと良いでしょう。 2015.5.29 |