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メール件名 『今後の取り組み方向性』
■長い取り組みと「決断」
今後の取り組みですが、まずは当座の行動の問題への緊急対処とは、またちょっと違った取り組み方になってきますね。
当座の行動の問題というのは、とにかく見える範囲の状況を総合判断して、結論を出すしかない。そして「決断」です。
一方、そうした急を要する問題が片付けば、心の成長とは、じっくりと色んなことを検討しながらゆっくり進めるものになります。
でもそこで得てしてありがちなのが、今回のように問題が差し迫らないと、得てして今までの生き方に流されてしまう、という状態です。
でいつしかドツボにはまっている自分を自覚し、問題が差し迫って、「決断」が迫られることになる。そこでまた一歩前進する。
つまり、これからの長い取り組みというのも、そうした構図の中にあるということです。
ゆっくりと成長取り組みをするとして、実際に心が成長するというのは、「現実行動」の中でです。
つまり、ゆっくりと成長取り組みをするとして、それはその中で自分をできるだけ積極的に今回のような「現実行動」への「決断」に向わせる、というのが一つの良い姿勢です。
そうした材料を、これから探していく。それがNo.001さんのこれからの取り組みになると言えると思います。
それが同時に、No.001さんの今までの生き方の最大課題、
>今まで自分一人で深く物事を考えて答えを出すという事をほとんどどして来なかったように思います。
これを根本的に方向転換する、という話にもなると思います。
■愛を豊かにしたければ愛以外を豊かにせよ
さて具体的な話ですが、6/6に「愛の問題へのアプローチの基本」として以下をお伝えしました。
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1)愛の種類を知る。今回は2種類をまず理解頂こうかと。
2)人間における「愛」と「結婚」の位置づけの考え方。
3)視野を広げる。「愛」だけに見入ると、「愛」が貧困化するという心の罠があります。
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で1)は大体okとして、今後は2)3)ですね。
まず3)が具体的な取り組み材料になってくると思います。
鉄則のように言える心のメカニズムとして、「愛を豊かにしたければ愛以外を豊かにせよ」というのがあります。
これは、「愛」というのは、もともと生きるものが、生きることを助け合い共にし合うこととして、生まれてきた感情です。
それを、脳が高度に発達した人間の場合、「自意識」という使い方の難しい高度な意識によって、生きる姿やそこでの感情を、まるで静止画のように切り取って捉える思考が出てきた。
それで、「愛のある姿」というイメージに魅力を感じ、「愛のある姿」の結果ばかりを実現しようとします。自分自身が生きることを放り投げて、相手と見つめ合ううっとりした感情ばかりを追い求めてしまう。
46時中相手と見つめ合って、生活できるはずもありません。買い物に行かなければならないし、トイレにも行かなければならない。仕事しなければ、食べていけません。
「愛」というのは、本来、意識して作り出したり、そんな気分になるように演技してなるものではなく、「命」のありのままに生きる過程が、自然に生み出すものです。
No.001さんに、今後の長い取り組みの先に見出して頂きたいのは、それですね。「愛がこうあるべき」というイメージに見入って考えた「愛」ではなく、自分の命と人生を最大限に生きる過程が自然に生み出す、「愛」です。
こっちの方が、自分や相手を操縦して演出するかのような「愛」(まあ大抵の心理学がそればっかなんですけどね)よりも、はるかに豊かなものです。
■まず「生活時間配分意識」の検討など
ということで、具体的な話ですが、No.001さん自身が今、自分の生活時間をどう配分しているかの意識取り組みあたりからが、最初に考えられます。
まだお聞きしてなかったかもですが、No.001さん自身は仕事しているか。それで大分話が違ってきますね。
仕事しているのであれば、その充実状況については、何か取り組み材料があるか。結婚したのだからと、腰掛け気分もまあいいのですが、だとしたらいずれ子供が欲しいという見通しか。
まあ旦那さんとの一心同体気分でなく、まず自分でそうした自分の人生計画を持つ、ということですね。
あと趣味などを持ち、旦那さんとの時間以外で、自分を楽しませることができているか。これがないと、心の充実を旦那さんに依存することになってしまいがちです。
そのように、まず自分の人生と生活を、自分で設計する。もちろんその一貫で、旦那さんとの時間を考えるのも良し。もちろん旦那さんの都合を無視してはNGです。
それが、自分で自分を支える、ということになります。
そして、その内容について、旦那さんに助言を仰いだり、旦那さんの意見を反映させてみる、というのも大いにいいことです。
実はそれが「愛」になっているんですね。愛はそうして意識して作り出すものではなく、自分で自分を支える「生」を共有する中に、意識することなく現れるものです。
そして、自分で自分を支える「生」が充実してくると、つまり自分が自ら成長していくと、その先で「生」を共有する愛も、自然により豊かなものになっています。
とりあえずは、まずこの点についてざっくりとNo.001さんご自身での状況確認や、今後何か考えられそうかなど、ちょっと考えて頂くのが良いかと。それを書いて頂ければまたそれを材料にした具体的なアドバイスを送れますのです。
■愛への価値観
あとは2)ですね。愛や結婚についての考え方。
そこに、今回やや保留にしている、男女間の意識の違い、またそれによって今後も起き得る旦那さんとのすれ違いへの考え方などが出てきます。
愛そのものは意識して作り出すものではない一方、こうして意識して「愛」について考える「価値観」というのが、意識することなく湧き出る愛の色合いや豊かさを方向づけていきます。これはまた追い追いが良いかと思います。
まあこっちを先に取り組んでもいいんですけどね。
というわけで、当座の行動課題は一段落としての、今後の取り組み方向性はそんな感じになります。
No.001さんの側でどんな検討を進めたいかなどあれば、お伝え頂ければ^^。 |