■ 伊東市の成人式の話 / しまの |
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謝罪に来たが、「謝っても許されない」と市長が告訴したとのこと。 サイトの自由主義から見ると、ちょっと興味ある話でした。
成人式で騒いだことが、どんな罪になるか。 これがB'zのコンサートなら、騒いだことが罪になることなどありえんだろぅ。 「垂れ幕を引きずり降ろした」のが器物損壊罪に当たる可能性はある。
実際の社会では、明瞭な刑事罰に当たること以外は、その集会の主催者と参加者の間の契約つまり約束事の内容によって、どんな行動が罰に当たるかが決まってきます。 「〜すればこの集会に参加していいですよ」という約束。 これは別の言い方をすれば、集会に参加することによって何かの利益を得る。その代わりに守らなければならないことがある。 権利と義務は常にセットです。
先日、会社全体の盛大なキックオフ会議に出ましたが、暴れる人などいません。こりゃ当然だわな。 会社で仕事して給料をもらっている。その代わりに会社で誠意働く。一方的に押し付けられているわけではない。 先代の、世界に名の知れた会長のスピーチが最後。 印象的な話に、僕を含め皆が目を輝かして聞き入っていました。
集会で暴れたことに、刑事犯罪が含まれない場合、主催者が司法に訴えるなら、民事裁判になる。 どんな約束があったか、どっちが約束違反をしたのか、調停しましょうと。 株主総会とかで暴れたりすると、「業務妨害」として刑事になるのかな。
で、成人式って一体誰が何のためにやっていることなのか。全く不明瞭ですねえ。 こうした儀式は、子供のうちは、「愛情の押し付け」の下で従わせるというバランスが何とか存在する。 しかし成人式とはまさに、それが通用しなくなる境目のような感じで、興味ある位置付けと感じるわけです。 大人になったということで、大人の社会のルールで行けばいいと思うのだが。「成人式としてこんなことをします。参加条件はこれこれです。」と。
社会の代弁者である司法が何と言うか、興味あるところ。 |
No.132 2004/01/21(Wed) 17:17
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