それは真なり。ならば逆もまた真なり。
その両方を当時に見る目を、「中庸の目」と言う。
多面を同時に見ることです。
我々人間と、この「現実」は、
実に多様な面から成り立ちます。
その一面だけを取り上げた思考は、
その一面においては「正しい」でしょう。
しかし逆の面も成り立つことを無視し始めた時、
我々は人間と人生の本質を見失うのです。
一度に見ることができるのは一面だけです。
それを超えて、多面を同時に見ることです。
そこに、目に見ることのできない、
一つの本質が現れます。
その本質が増大していくのが、
「未知への成長」です。
これが、「ハイブリッドの世界」なのです。
島野 隆