実践項目 |
概要 |
詳細 |
4−1 「感情による決めつけ」の解除 |
「感情と行動の分離」によって「内面感情の問題」と「外面行動の問題」を切り分けた先に、外面行動の問題は建設的な行動法で対処します。その一方で、内面感情の問題についてはまずこれで感情動揺の軽減を図るのが最初の順序と言えます。「感情は現実を示すものではない」と心得ます。 |
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4−2 「魔法の悪感情」の解除 |
引き続きの悪感情の軽減法として、重要なものです。未熟な心の中で、悪感情はしばしば自らあおり立てられ強調されます。「嘆けば嘆くほど助けられるべきである」と頭でなく体で思考しているかのようにです。目を覚まして自分の足で立って歩く感覚で、この「魔法の悪感情」から抜け出します。 |
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4−3 悪感情の種類による基本対処姿勢の理解 |
悪感情の種類ごとに、基本的な克服方向性を理解しておきます。ここから再び、何を課題と捉えるかの実践方向性がさまざまに出てきます。
「怒り」「憎しみ」「嫉妬」「自己嫌悪」「絶望感」「希死念慮」「無気力」「恐怖感」について説明します。
*追加あり。また主な「症状」についても取り上げます。 |
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4−4 「心の力み」を捨てる
(「感情強制」の解除) |
行動に向かう場面では、感情に流されないことに加えて、感情の勢いに頼らないことが大切です。行動は感情によってではなく、熟考と意志によって行ないます。感情の勢いで行動する姿勢の中で、人は人生にわたって心に力みを加えストレスをためています。これを捨てていくことに取り組みます。 |
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4−5 「望み」の感情の開放 |
感情と行動を分離し、行動を感情に頼らない姿勢によって、逆に内面感情を自由に開放することが可能になります。「現実の制約」はいったん別の話にして、「望み」の感情を心の中で思いっきり開放します。それを原動力材料にして、この取り組みの歩みの全てへと、再び向かっていくのです。 |
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4−6 悪感情をただ流す姿勢
・悪感情への耐性
・悪感情の放置 |
適切な対処姿勢(4-3 悪感情の種類による基本対処姿勢の理解)を取ったあとに残る「失意」「悲しみ」「痛み」「苦しみ」などのマイナス感情は、「痛みをただ痛む」という姿勢で流すことが大切です。実はこれが、心の治癒と成熟への賜物なのです。合わせて、「悪感情への耐性」を心がけ、自分や他人の悪感情を放置することの大切さを学びます。 |
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