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ハイブリッド人生心理学

実践ガイド

〜人生のしおり〜
V.実践の概要説明

 V−1.実践の流れ
 V−2.実践項目一覧とその概要
   「9.魂の精神世界」関連


V−2.実践項目一覧とその概要


「9.魂の精神世界」関連


ハイブリッド心理学では、「心の豊かさ」の中核になるのは「魂の感情」だと考えています。つまり、「心の豊かさ」とは、「魂の感情の豊かさ」であると。
「魂の感情」は、生きることの重みが何にあるかを私たちに伝える感情であり、私たち自身がどこに向かうべきかを、頭で考える「正しさ」を超えて、命が指し示す答えとして伝えてくる感情です。
そのような「魂の感情」を感じ取り、心と人生の豊かさを育てるための意識実践として、以下のような項目があげられます。これを含む歩みと、その先にある心の成長の道のりについて、「W.「生きて学ぶ」過程・「魂の成長」の道のり」で詳しく説明します。
off健康な心向け off病んだ心向け on両方にまたがって
off外面行動向け off内面感情向け on両方にまたがって
実践項目 概要 詳細
9−1 「魂の感情」への基本的理解 「魂の感情」とはどのような感情かを理解します。一言でいえば、「魂の感情」とは「湧いてくる」感情であり、「自意識」を伴わない純粋な感情です。それに対する「心の感情」とは、「思い描く」感情であり自意識によって惑いがちな感情です。「普段の気分」として感じるのも「魂の感情」です。
開放感」「楽しみ」「喜び」「」などが魂のプラス感情であり、一方マイナスの魂の感情の代表は「怒り」「憎しみ」「嫉妬」です。「悲しみ」「罪悪感」がこの中間にあると言えるでしょう。こうした全ての魂の感情が、結局は「愛」を軸にしたものだと言えます。
9−2 魂のプラス感情を感じ取る 「2-2「自然」と「命」に触れる」とイコールです。自然に触れすがすがしい開放感を感じ取れたり、愛らしい動物に触れて気持ちが満たされる感覚を感じ取れたりするかで、「魂の感情」が基本的に開放されているかどうかを確認できます。できない場合は魂の感情に蓋がされた状況として取り組めます。
9−3 「真実の感情」と「孤独力」の理解 人や仕事、「愛」と「自尊心」といった人生の課題に対して、自意識による惑いのない「魂の感情」で向かうことが、心の成長と豊かさにとって決定的に大切になります。それが「孤独力」によって「真実の感情」に向かうという姿勢で得られることを学びます。
9−4 幼少期感情の想起 幼少期から思春期にかけての、「愛への望み」が妨げられた時の自分の気持ちの流れを想起し、自分自身で受けとめなおすという実践であり、「5-2 感情分析」の作業として行ないます。これが「6 カタルシス治癒」につながるとともに、心の底から前向きの価値観になりきれない原因となる、心の底のマイナス感情のストレスを減少させます。これを心の足場にして、「10 心の闇との決別」があります。
9−5 「魂の愛への望み」の「看取り」 「愛されない怒り」を捨て、「魂の愛への望み」を最後まで見つめ続けた時、心に最も深い情緒が現われ、「魂に魂が宿る」とハイブリッド心理学で呼んでいる「心の成熟」作用が起きます。「愛されることを必要とせずに自ら愛せる」という「心の豊かさ」が一歩増した、「未知の愛の感情」が心に訪れます。
9−6 「魂の望み」に向かう 「望みの看取り」を経て、「愛される結果」を問わずに自ら愛せる、豊かな「魂の望みの感情」で人生に向かいます。ここに人生の答えがあります。

「魂の感情」の豊かさ性質のまとめ

1)癒し性 ・・・ 心に暖かい血が通う感覚
2)純粋性 ・・・ 自意識による惑いや自己欺瞞のない感情
3)力強いエネルギー性 ・・・ 人生を生きる力の根源
4)真実性 ・・・ 生きることの重みが何にあるのかの、「命」の答え。頭で考えるのを超えた、本性が示す善悪の感覚
5)浄化作用 ・・・ 自意識の惑いによってすさんだ感情を打ち破り、心を清らかな感情へと回復
6)「看取り」による豊かさの増大 ・・・ 「魂に魂が宿る」
7)「現実世界」を超越した豊かさ ・・・ 「ハイブリッドの世界」


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  2010.10.15

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