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はじめに・「取り組み実践」とメール相談 掲載方法について 島野のメール相談活動 代表的事例 テーマ別事例 |
No.001 パートナー不信危機を乗り越え、生き方の全体に向き合う | ||
カテゴリー: 対人関係全般 | ||
相談期間: 2008年6月(約1か月間) | ||
概略 ご相談内容 アプローチの考え方 アドバイス内容 概略 パートナーに浮気の兆候があり、問い詰めるという対処法が逆効果となり関係悪化の危機ということで相談されてきたものです。同じような相談は幾つか寄せられましたが、このケースはパートナー双方に十分に関係回復への心の素地があり、行動法の知恵により十分に回復可能だったケースです。またこれを機に、生き方の全体にも向き合う視点を学ぶ、良い転機になった事例です。 対人関係での問題を皮切りに、行動法の改善、そして背景にある価値観と生き方の全体に取り組むという、課題テーマからアプローチの進め方まで、標準的な参考事例と言えます。 ご相談内容(抜粋編集)
アプローチの考え方 このケースでは何よりも、事態の困窮をまず自身の問題と捉え、解決のために自身を変えたいという意志がはっきりと感じられ、関係悪化の原因としても、まずはご相談者自身の行動法のまずさ以上にはっきりしたものがないことから、旦那さんの真意についてはまだ情報があまりないながらも、関係回復は十分に見込める、そしてハイブリッド心理学からのアプローチができる状況に思われました。 参考まで、これとは異なるケースとは、事態の困窮をまずは相手の問題と捉え、どうしたら相手を変えられるでしょうか、という様子の相談になるものです。この場合はアプローチが難しくなってきます。「テーマ別事例」の方で簡潔に紹介できるかと思います。 こうして、改善変化のための素地が多少ともあれば、アドバイスとしては、「「取り組み実践」とは - 「学び」」で「実践の学び」の中で、まずは「愛についての価値観」と「行動学」という、いわばメインストリートへと一直線に向かうのみです。 以下では、 ・まず「愛」を「喜びと楽しみの共有」として捉える姿勢(価値観)と、それにより「愛」に関連する問題について考え方がどのように変わるのか(「価値観」を単なるお題目にしないためにこれが重要です)を一通り確認してから、 ・今回の問題についての具体的な行動法の検討へと進み、 ・それを大よそ順調に進めることができた後、生き方の全体や幼少期の問題についての捉え方といった、幅広い問題について、まず持っておきたい視野の確認 へと進めています。 なお、取り組み姿勢に関連してちょっと気になった点として、 ・「読み返して今の自分をなんとかしたいのだが、とてもしんどくて読み返せない」ということについて、念のため状況確認など加えています。 人生相談などでもよく見かけるテーマかと思いますが、根本的なのは、「善悪思考」を脱した思考をするかどうかです。それによって、思考の世界が全く異なるものになります。何が正しく何が悪いかではなく、自分は何を望むか、相手は何を望むかなのです。「善悪」で考えた時、「愛」への答えは、見失われます。 以下が全て「善悪思考」を脱した思考の世界として展開されていることなどを念頭に、参考頂ければと思います。 アドバイス内容 1回目アドバイス: 「喜び楽しみの共有の愛」と「自己充足の愛」 2008.6.6(金) 2回目アドバイス: 未成長の自分を受け入れた対処行動 2008.6.10(火) 3回目アドバイス: 「喜び楽しみの共有の愛」の回復のための行動学 2008.6.15(日) 4回目アドバイス: これからの取り組み 2008.6.18(水) 5回目アドバイス: 価値観人生観のエッセンス 2008.6.22(日) 特別補足解説:「愛の成り立ちと自己操縦心性」の理論 6回目アドバイス: 自己能動の人生価値への具体的意識姿勢 2008.6.29(日) 7回目アドバイス: 「親と接するストレス」の克服への基本姿勢 2008.7.5(土) 最終アドバイス: 「現実において生み出す」という根本指針 2008.7.8(火) 2015.4.18 |