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実践の学び
実践-1
「感情と行動の分離」の基本姿勢と「取り組み実践」
実践1-1
「感情と行動の分離」の基本姿勢と「取り組み実践」
基本説明
理解のポイント
(
「感情に流されない」とは
「成長の望み」の感情によって行動する
感情改善の原理
)
実践の構成
最終更新:2021.7.12
基本説明
↑
ハイブリッド心理学
を私たちの
日常生活
と
人生
、そこにおける
心の成長と豊かさ
に
向かう
ために
意識的
に
実践
することを、
「取り組み実践」
と呼んでいます。
その
内容
とは
一言
でこう言えます。
「内面感情はただ流し理解し、外面行動は建設的なもののみ行う」という「感情と行動の分離」の基本姿勢と実践を携え、「望み」に向かって全てを尽くして生きる。
と。
ハイブリッド心理学
の
全て
の
実践
は、
「感情と行動の分離」
の
姿勢
に
立って
行います。
ここではその
大原則
と
姿勢
、それに立った
実践
の
構成
について
説明
します。
それはまず、
誰もが合意
するであろう
「自明の原則」
と言えるものから
始まり
ます。
・動揺する感情を克服したいのだから、まずは感情を鵜呑みに考えない。
ということです。
これを踏まえ、
ハイブリッド心理学
では
「感情と行動の分離」
の
基本姿勢
を、こう
定めて
います。
・外面行動は建設的なもののみ行い、内面感情はただ流し理解することのみ行う。
と。
そこにおいて
感情
と
行動
を
「分離」
するとは、
決して
「感情を無視して理屈で行動する」
のでは
なく
、まずは
外面行動
と
内面感情
の
双方
に対して、
別々
の
取り組み
と
姿勢
を
持つ
ということです。
別々
の
取り組み
とは、
下
の「
実践の構成
」に示すように、
外面
においては
「
行動学
」
を
中心
にした
学び
と
実践
であり、
内面
においては
「
自己分析
」
を
中核
とした
学び
と
向き合い
です。
その
結果
、
外面行動
はもちろん
内面感情を最大限に生かす
ものとして
行い
ますが、
最終的
に
行動
は
感情
によってではなく
「意志」
によって
行う
というものになります。
その
結果
、私たちは事実、
外面行動のための心の世界
と、
内面感情の心の世界
を、
「分離」
したものとして、
「2つの心の世界」
として
持つ
ようになります。これがさらに、
内面感情側
を
「魂の感情」
の
世界
へと
深め
させ、これが私たちの
心の成長と成熟
を
導く
ようになるのです。
そうした
心の成長
の
歩み
に
向かう
ために、
・「感情と行動の分離」の両輪を携え、「望み」に向かって全てを尽くして生きる。
という
生き方
の
方向性
そして
実践
が
必要
になります。
この
全体
を、
ハイブリッド心理学
の
「取り組み実践」
と呼んでいます。
こうした
「感情と行動の分離」
の
姿勢
について、
理解
の
ポイント
、およびその
姿勢
に立った
実践
の大まかな
構成
を、以下に説明します。
参考資料
理解のポイント
↑
「感情と行動の分離」
という
話
を
読み始めた方
の中には、
「感情を無視して、あるいはとにかく我慢して、理屈だけで行動するということか」
という
誤解
を
抱く方
が
少なくない
ようです。
もちろん
そのようなものでは
ありません。以下のような
ポイント
の
理解
が
重要
になるでしょう。
1.「感情に流されない」「感情を鵜呑みにしない」とは
この
2つの言葉
が
表現し
ている通り、まずは
2つの面
があると言えます。
・
感情に流された行動
が
自分自身
に
不利益
を
もたらす
のであれば、それを
とどまる
。
・ものごと
を
気分
や
感情
で
決めつけ
る
先入観
や
偏見
を
脱し
、
論理的
(できるだけ
科学的
)な
思考
をする。
これは
確か
に
「我慢できる」「しっかり理屈で考えられる」
ということであり、
実践
の
項目
として
「悪感情への耐性」「自分自身への論理的思考」
と呼ぶものになってきます。
2.「感情を無視して理屈で行動する」のではなく「成長の望み」の感情によって行動する
そこで
さらに重要
なのは、
目先の感情
が求める
短絡的な行動
を
踏みとどまる
ことを
超え
て、
より長い目
で
自分
を
幸福
に
向かわせる
ための
合理的な方向性
を、
自分自分で考えることができ、自らそれに向かう
という
「意志」
を
持つ
ことです。
その時私たちは、
「自分を変えたい!」
という
「成長の望み」
の
感情
を
持つ
でしょう。
「外面においては建設的な行動のみ行う」
というのも、
結局
は
この感情
によって
行う
のです。結局、私たち
人間
は
感情
によって
行動
し、
感情
によって
生きる
のです。
ハイブリッド心理学
の
「感情と行動の分離」
の
姿勢
は、そうしたものとして
「感情」
を
最大限
に
重視
する
姿勢
だとも言えます。
一方で、
自分で考える
ということが
できず
、
「意志」
というものを
持てない
、結果
「人に言われた通りに・・」
という
姿勢
の
場合
に、
「感情を無視して理屈だけで行動するということか」
という
感覚
になりやすいようです。この
場合
は、
「自分自身への論理的思考」
や
「意志」
といった
心の基盤
への
取り組み
が
重要
になってきます。
3.感情はどのように良くなるのか(感情改善の原理)
「感情と行動の分離」
の
姿勢
と
実践
の
先
に、
感情
がどのように
良くなる
のかの
理解
が
大切
です。
理解
頂きたいのは、
ハイブリッド心理学
の考える
それ
が、
「心の持ちようによって感じ方も変わる」
というよりも
大きな次元
のものを
ターゲット
にしていることです。
それは大きく
3面
の
原理
によって
生み出される
もの、と考えます。
(1)
「現実の向上」
とそれに向かう
心の前進力
建設的
な
価値観
と
行動法
によって、
ごく外面
の
現実問題
の
解決向上
を
皮切り
に、
生活
と
人生
、そして
自己
の
あり方
の
全体
という
「現実」
の
向上
へと
向かう
ことです。それによって
自然
と、
「心の持ちよう」
などといったことを
超え
て、
心
に
湧き出る感情
は
当然良いもの
になります。
またそうして
「現実の向上」
へと
方向づけ
られた
心
の
前進力
が、私たちの
心
に、
ささいなこと
での
惑い煩い
を
吹き飛ばす前進力
の
感覚
と
感情
を
湧き出させ
ます。何よりもこれが、
日常
の
感情
をより
良いもの
にするでしょう。
(2)
根深いマイナス感情
の根源の
消滅
そうした
「現実の向上」
への
心の前進力
を
足場
にしてこそ、
根深いマイナス感情
の
根源
となっていた、
根深い自己否定感情
、
人
への
敵意、
そして
生きること
への
不安恐怖
などの
病み
と
闇
の
根
を、私たちは
根本的
に
捨て去る
ことができます。
それによって、
心
に流れる
感情
は、
恒久的
に、
すがすがしいプラス感情
へと
様変わり
していきます。
(3)
「心の成熟」
の歩みが生み出す心の根本変化
「心の成熟」
とは
「自発的幸福の増大」
のことであり、
「心の豊かさ」
の
実体
とはこれだと
ハイブリッド心理学
が考えるものです。
これもやはり
「現実の向上」
への
心
の
前進力
を
足場
に、
「望み」
に
向かって
生きる
歳月
の中で、
壁
に出会ってなお
「望み」
に
向き合う
ことで
心
に現れる
「魂の望みの感情」
を、
心
の
中
で
燃焼
させる
量
に応じて
発現
し
前進
するもの、と
定義
できます。
この
3面
とは、
車
の
運転
にたとえるならば、
1つ目
に
車
の
運転技術
を
習得
すると共に
車
の
機能
が
向上
すること、そして
2つ目
に
故障
が
直る
ことで、合わせて
順調
に
車
を走らせる
快適さ
と言えます。そして
3つ目
が、
車
を走らせていく
先
に訪れる
場所
の
変化
です。
こうした
心の成長治癒と成熟
が、どのような
仕組み
と
流れ
で
起きる
のかを、
「
歩みの学び
」
で
詳しく
扱います。
「感情と行動の分離」
は、この
最初
の、そして
残り
の
全て
への
足場
となる、
「現実の向上」
とそれに向かう
心の前進力
という
感情改善
へと、
直結
させるべきものとしてあります。
つまり、
「
現実」を向上させるための行動法
の
模索
に
全力を尽くす
のに対して、
自分
の
内面感情
を
小手先の思考法
などで
良く
しようとする
意識努力は一切捨て、枠をはめようとすることをやめ、ありのままに開放し流す
ことを
行う
のです。この
対照的
な
2面
の
姿勢
に、
「分離」
の
ポイント
があります。
そして
自
分の内面感情が、何にどのように反応しているのか
をとことん
「理解」
していくのです。
そこから
上記3面
の
感情改善
の
原理
へと、
向かう
ことができるでしょう。まず
「現実の向上」
に、
基本的足場
を
置く
のです。それによる
自然
で
当然
の
感情改善
へと
向かう
と
同時
に、
自己
の
内面だけ
に
由来
があった
不合理なマイナス感情
の
捨て去り
へと
向かう
ことができるでしょう。そして
最後
に、その
2面
だけにもとどまらない、私たち
自身
の
心の変化
への
目
を持ち、それに
向かう
ことができるようになる。これが
「心の成熟」
への
歩み
になります。
そうしたものとして、
心の成長
の
歩み
の
全て
の
基礎
になる。それが
ハイブリッド心理学
の
「感情と行動の分離」
の
姿勢
です。
参考資料
実践の構成
↑
「感情と行動の分離」
の
姿勢
、およびそれに立った
外面向け
および
内面向け
の
意識実践
の
構成
を以下に示します。
さらに大きく、
「歩みの学び」
を含めた
構成
を
「
学びの全体構成
」
で参照頂けます。
外面向け実践
両者にまたがる実践
内面向け実践
実践2-1
「破壊から自衛と建設へ」の基本行動様式の転換
実践2-2
思考のプラス形
実践3-1
行動学
実践3-2
仕事の普遍的スキル
実践1-2
「取り組み実践」の進め方
実践4-1
「価値観」への取り組み
実践4-2
価値観の領域・テーマ・選択肢
実践1-3
感情への基本姿勢
実践5-1
悪感情の種類別の克服対処の指針
実践5-2
「自己分析」
実践-6
「否定価値の放棄」の根本的選択
「感情と行動の分離」の基本姿勢
実践1-1
「感情と行動の分離」の姿勢と実践
歩み-2
健康と成長への心の基盤